■人間と犬、ペットとしてのはじまり・・・
私たち人間と犬が一緒に暮らすようになったのは、わかっているだけでも、今から約1万年も前のことです。約1年前というのは、ちょうど縄文時代が始まった頃です。また、 一緒に暮らすようになった証拠もあるといわれています。人間とかかわりを持つようになったのは、人間となじみのある牛や馬といった動物よりも、犬のほうが早いようです。なぜ、犬が昔から人間となじみ深い関係(仲間)でいられたのか、いくつか理由があると考えられています。まず、ひとつめは、『犬の能力』です。犬には獲物を捕らえたり、外敵が侵入しそうなとき、いち早くそれをキャッチして、吠えたり追い立てたりする能力があります。武器や外敵を防ぐための頑丈な家のなかった太古の人間にとって、犬はとても魅力的な存在だったはず・・・・。犬がはじめて会った人によく吠えたりするのは、『警戒心』と見知らぬ人物が来たという『飼い主への連絡』ですよ最初は人間が生活の周辺に捨てていたご飯が、犬をひきつけたみたいです。それとともに、犬にとって人間は獲物の対象ではなかったことが、人間と犬との関わりができた大きなポイントといえるでしょう 。そ して、私たち人間は犬にエサを与えることで、自分たちが持っていない犬の能力を利用しました。また、犬もエサを与えられることで、さらに人間に近づいていったと考えられます。こうした関わりの中で、人間は犬の能力をさまざまに引き出し、生活に役立てるようにしてきたのです。現在、犬の能力をうまく利用し、生活に役立てているものがこれだけあります。
- ワーキングドッグ(重い荷物を運ぶ仕事犬、軍用犬、警察犬など)
- ガードドッグ (番犬)
- 盲導犬、聴導犬、介助犬などのヘルパー・アニマル
- 救助犬
- 猟犬
- 愛玩犬(家庭で飼う犬の大半)
以上からわかるように、人間と犬の関わりの歴史は、人間側が犬のどのような能力を引き出して生活に役立てようとしたかの歴史ともいえるでしょう。その為 、私たちがワンちゃんを飼う場合、ワンちゃんの犬としての本能だけに頼らず、私たちがその犬のよい能力をできるだけ伸ばして、その一方で悪い部分は直してあげるようにしましょう。犬を飼う場合に必要なことは、私たちと気持ちよくのびのびと共存できる犬に育つようにすることが大切なのです。また、 あくまでも私たちが主人であることをワンちゃんに認めさせることを忘れてはいけません |